4年に1度の日(閏年2020)

閏の朝に目覚めて気付く、月夜に浮かんだ麝香の香り
年月は無情に過ぎ去り、嘗ての少女は楽しい夢のまた夢

2人が互いに吐いた嘘が、今更チクリと痛んで仕方が無い
0と1との間には、今日も冷たい雨が降り、悲しみさえ流れて
2人ぼっちで待つ夜に、目を閉じたまま全て忘れて踊り明かす
0から1への扉を開けば、すっかり見失った筈の貴女に会える