4年に1度の日(閏年229またか)

閏の月に浮かぶ淡い光が、貴女の肩をそっと照らす
年の過ぎ行く早さを嘆いては、楽しい夢を思い返す

2人きりで交わした約束が、耳の奥でチクリと痛い
2年の歳月は、想いを塗り替えるのには十分だった
9つ指折り数える間に、僕は貴女をすっかり見失う

まるで全てが夢だったかの様 名残を惜しみ目覚めた
たどたどしい囁きに焦らされて、夢の谷間で身悶える
かつて愛した貴女を悼み、眠りの森で独り愛し合おう